2025年3月16日 み言葉と黙想

 「わたしが神の霊で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ」 マタイによる福音書 12章28節

 「善対悪」、「神対悪魔」というテーマはテレビや映画などでしばしばとりあげられるテーマです。その中では、良いものと悪いものの力が拮抗して、どちらが勝つかハラハラしながら見ることができるようにストーリーが立てられています。
 私たちが生きている中で、いつまでも悪いことがなくならないので、
「悪魔」や「悪」の力が強く、恐ろしいと感じずにはいられません。しかし、イエスさまがこの世に来てくださった時からすでに、神さまによる救いの計画は完成へと近づいています。イエスさまを主と信じて、罪を悔い改めて、洗礼を受けた人は、やがて来る神の国に入る約束がされていますし、神の国が到来した時には、すべての「悪」が神さまの力によって滅ぼされることが確定しています。
 ヨブ記を読むと、神さまの前に出てきた悪魔が神さまの手の中でしか活動できないことが示されています。また、救い主を十字架に架けてその命を奪ったと思った悪魔は、イエスさまが墓の中から復活されたことで、悪魔のもくろみは完全に潰されてしまいました。
 この世がどれほど暗くても、わたしたちに神さまの愛によって光を与えてくださり、神の国へしっかりと導いてくださるイエスさまを信じて、一日一日を大切にして過ごしてまいりたいと思います。

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